最近眠りが浅いな、と感じていませんか?
"寝ているときのいびきがうるさい!"と言われる。"寝ている途中で呼吸が止まっている"と言われる。
最近なんだか昼間に眠くなってしまう…
寝ても寝ても寝たり無い感じがする。
以上のようなことが最近ありませんか?
もしかしたら睡眠時無呼吸症候群かもしれません。
まず、次のチェックシートでセルフチェックしてみましょう!
"うとうとする"とは、数秒から数分眠ってしまうことを指します。
上記の合計点が11点以上ですと、日中の眠気が強いことが疑われます。
この眠気の原因を探るために睡眠時無呼吸症候群の検査をすることをおすすめします。
睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠時の呼吸停止(無呼吸)や、低呼吸のような疾患群です。自覚症状としては、
・昼間の突然の強い睡魔、居眠り、倦怠感、
・集中力や記憶力の低下、
・夜間の頻尿
などがあげられますが、夜間の無呼吸そのものを自覚されることは極めて乏しい状態です。
家族の方から寝ている時に呼吸が止まってる!と指摘されたり、夜間のトイレに行く回数が多い、息苦しくてよく目が覚める。と感じている方は睡眠時無呼吸症候群の疑いがあります。
睡眠時無呼吸症候群を放っておくと、脳卒中や心筋梗塞のリスクが上昇すると言われています。
当院では簡易検査を行い、その結果をもとに診断し、CPAP治療や、当院の歯科医師も診療の上、マウスピース治療などを行っていきます。
詳しい内容は下で説明していきます。
睡眠時無呼吸症候群の種類
睡眠時無呼吸症候群は10秒以上の無呼吸が一晩(7時間以上の睡眠中)に30回以上生じる場合
と言われており、ベロや軟口蓋が喉を閉じることによって起こる閉塞性、脳の呼吸中枢の異常によって生じる中枢性、閉塞性と中枢性の両方による混合性の3種類があります。
特に多いとされているのが上図の閉塞性です。
日本には500万人以上の患者さんがいると言われていますが、実際にクリニックや病院で治療をおこなっているのは1割にも満たないと言われています。 上記の症状に当てはまるなと思われましたら、ぜひご相談下さい。
睡眠時無呼吸症候群だとどうなるの?
睡眠時無呼吸症候群の場合、寝ているつもりでも呼吸が止まるたびに脳が覚醒しているため、睡眠時間が足りなくなります。これにより、自分は寝ているつもりでも、脳は睡眠が足りていないので、日中などでも急な睡魔に襲われてしまいます。
仕事がなかなかはかどらない、会議中に寝てしまうなどの居眠りなど、ご自身の信頼に関わる問題、さらには、運転中に睡魔に襲われ大事故になってしまう可能性もあります。
近年、睡眠時無呼吸症候群による居眠りでの交通事故等もよく聞かれるようになりましたね。
さらには全身との関わりも…
睡眠時無呼吸症候群と全身疾患との関わりは以下のようなものが挙げられます。特に高血圧や心不全、脳梗塞などの心血管疾患は、健常者よりも高いリスクがあり、これは睡眠時無呼吸症候群による酸欠状態を回避しようと全身に酸素を送るため、心臓や血管に高い負荷がかかるからだと言われています。
どんな治療をするの?
当院では、まずお話を伺ったあと、お家で簡単に出来る簡易検査を行います。簡易検査は、下のような機械を指と鼻につけてもらい、睡眠中に無呼吸が生じているか、動脈の酸素濃度がどれくらいあるか、などを計測します。
その検査結果から解析をします。解析データをもとに、CPAP(シーパップ)と呼ばれる機械を使うか、または専用のマウスピースを使いながら寝てもらい、治療を行っていきます。
なお、簡易検査の結果によっては、大きな病院で1泊入院をしていただき、心電図など詳細な解析が必要になる方もいらっしゃいます。
お気軽にご相談ください!
睡眠時無呼吸症候群の治療は健康保険が適用されます。快適な睡眠をとり、全身の病気や事故の予防をしていきましょう!